我が子のことを思えば思うほど冷静さを欠いてしまいます。
しかし、いつまでもテストの結果について論じても今さら点数が変わるわけでも無く、
何が問題だったのか、自分なりに分析してみました。
(同時期に両方受けたわけでは無いので完全に比較したものではありません。あくまでも過去の問題と比較した私個人の主観です)
先ずは国語。
この当時の太郎のウィークポイントは国語でした。
物語文の心境の変化や論説文の要点などを絞り込む力が絶対的に足りていなかったのでしょう。
何故かはわかりませんが太郎は高学年に、なってから音読を嫌がる傾向があったので、基本は黙読させて分からない箇所だけ丸を付けさせていましたが、
その点を見直して私の見ている前で全文音読させるようにしました。
もちろん私も黙読で文章を先読みしますが、
思っていた以上にあやふやな漢字や外来語があり、改めてさせてよかったと思えます。
首都圏模試も合不合も物語文と論説文の二本立てです。
物語文はどちらも五千字前後なのでボリュームは同じですね。
記述問題が首都圏模試が1つなのに、合不合は2つありますね。
後は記号選択なので殆ど大差ありません。
論説文も文字数ではどちらも同じで感じです。しかし、首都圏模試は論説文に関して全て記号選択に対して、合不合は記述式が2問あります。
書き抜きは2問ずつなので記述式以外はほぼ同じですね。
知識問題では首都圏模試は主語述語を探すと問題が5問、慣用句問題が5問、漢字問題が10問全て書きでした。
合不合は漢字の書きが10問と読みが3問。
「れる、られる」の文法問題が3問と「ながら」の使用法の問題が3問の計6問です。
こう俯瞰してみると構成は同じなのですが、最大の差は論説文にあったような気がします。
首都圏模試では題材が大江健三郎の読書についての文で、合不合は酒井敏の京大的アホな話です。
内容がLHBT やSNS の承認欲求についてなので小学生には些か理解に難しかったのかも知れませんね。
小六男子の圧倒的な意見に
『論説文は死ぬほどつまらない』とあります。
確かに子供にしてみればテストの為とはいえ、つまらない文章を読まされるのは苦痛以外の何物でも無いでしょう。
著者には失礼ですが、このように並列して読んでみると読ませる文章と、自分の言いたいことだけを文章にしているのは一目瞭然です。
物の管理が杜撰なため、解答や解説が見当たらないので断言はできませんが、
正当率をみても同じような結論になると思います。