それは試験が終わった生徒を待つ塾の営業マンの姿です。
首都圏模試の時には出待ちしている塾関係者は見たことがありませんでした。
しかし四谷大塚の合不合の会場では必ず、しかも何名も出待ちしているのです。
自社のパンフレットが入った袋を試験を終えた子供や親に手渡しているのです。
初めて合不合を受けた時にもらった紙袋は合計で五社分もありました。
合不合を受けにくる生徒相手に中学受験塾の営業を仕掛けたところで見込みは低そうですよね。
じゃあ何の営業かと言えば
「既存の塾について行けない子供に向けた補習専門塾」
「プロ家庭教師を斡旋する会社」
「入試問題を予想して販売している塾」
大きく別けてこの三社なのです。
中でも最後の「入試問題を予想して販売している塾」が問題なのではないかと思うのです。
普通に考えれば幾ばくかのお金を払えば志望校の入試問題を予想してくれるわけですよね。
しかも、数十年間ものデータを蓄積しているし実績も十分ある。
有名校の何年度では類似どころかズバリ的中!などの魅力的な文言も載っている。
値段的にも一校四科目全部買っても一万円足らず。
今まで塾に費やした金額に比べれば鼻くそみたいな金額。
これであの学校に合格できれば安い物だ。
親にしてみれば藁にもすがる思いで手を出したくなりますよね。
これが何故ダメなのか?