先日に先取り教育について記しましたが、ご意見というか質問がありましたのでこちらでお答致します。
私が述べた先取り学習とは
『今現在中学受験塾に通っているお子さんで、塾の勉強の先取り』です。
特に算数の解法などです。
暗記系に関してはドンドン先取りして構いません。
どのみち覚えなければならないため、早かろうが遅かろうが一緒です。
確かに太郎は小学一年生からつるかめ算を教えていました。
私の書いた古い記事までお読み頂いて恐縮します。
でも太郎につるかめ算を教えたのは中学受験の『ち』の字も考えて無かった頃の話です。
算数を得意にさせたかっただけで受験対策など考えてもおりませんでした。
では、なぜ算数の先取りが危険なのかと言うと、
教える講師によって教え方が違うからです。
太郎の通っていた塾では、四谷大塚の予習シリーズを使っておりました。
しかし算数の単元では教科書どおりには進めておりませんでした。
算数担当の講師が独自の解法を教えてくれていました。
特に食塩水の濃度の計算や複雑なつるかめ算などは面積図を使わないやり方で習っていました。
太郎は最初食塩水の問題が苦手で、ビーカーを使うやり方や、天秤を使うやり方でアプローチしてみても、イマイチしっくりとしませんでした。
しかし塾の講師独自の解き方を教えてもらってからは、食塩水問題が得意になりました。
現に本番の入試でも城北埼玉で食塩水問題が出題されたらしく、簡単に解けたと言っておりました。
また、つるかめ算は表を書き出して、一つずつ組合せを使って解くやり方が身に付いていたので、
面積図を使うとかえってやりづらいと言ってます。
太郎が家で勉強している時間の95%ぐらいは私が立ち会っていました。
私のように三年間ぴったり子供と一緒に勉強できる環境の方は少ないと思います。
ですので、塾無しで家勉のみで受験に挑む方以外には参考にならないかも知れませんね。