まだおしめも取れていない子供達もいるのに(実際太郎はこの時オムツを着用) 算数の問題文を出したのです。
それがつるかめ算というものだと分かったのはずいぶん後でした。 つると亀が書かれた絵を見せて子供達に質問しました。
先生 「つるが一羽と亀が一匹、足はいくつ?」
子供達 『6ほん!』
先生 「じゃあ、つるが二羽と亀が一匹、足はいくつ?」
子供達 『8ほん!』
この件について私は腰を抜かすほど驚いたのに対し、なんと妻は怒っておりました。 意外な反応なので、何故こんな事で怒るのか聞いてみると、
『うちの太郎は言葉すら出来ないのに、同じ歳のあの子たちはあんな事が何故できるのか』と。
「いやいや、太郎は三月下旬の早生まれでしょ。あの子達はきっと四月、五月 生まれ だから それは 一年近くの差がある理由でしょ」 と妻に言ったら、
『こんなにちっちゃいうちからその差があって、それが大学入試ぐらいになったらどれだけ差が出ると思ってるの ? それとも 「大学入試の時に 私は 他の人より生まれるのが遅かったからその分加点してください」 と言えば点数がもらえるの?』 と言われました。