こんなことが数年前にありました。
太郎『お父さん!今日算数で俺のテストをカンニングする奴がいたよ!』
私 「へー、誰に?」
太郎『大塚零太だよ(仮名 おお、疲れーた)』
私 「あいつ、確かめ勉強出来ないやつだろ?いまだに九九も怪しい奴じゃん?」
太郎『まあ、九九は大丈夫だと思うけれど分数とか完璧アウトだな』
私 「太郎は大塚零太の事、好きか?」
太郎『どっちかと言えば嫌いだね、あいつ人の悪口ばっかり言うから』
私 「じゃあドンドン見せてやれ、あからさまに見せたらまずいけれど、見えやすいとこに回答用紙置いてやれよ」
太郎『えー、なんで?』
私 「カンニングして解けた事によって一番大変な思いをするのは誰だかわかるか?」
太郎『それゃーカンニングされる俺でしょ!』
私 「いや、違うんだなー。カンニングした張本人なんだよ。テストでカンニングしていい点とるだろ?
そうするとそいつはカンニングし続けるしか無いんだよ。
どこかで本人が気づけばいいけれど、そのまま学年が上がっていけばどこかでバレて人生終わるか、
実力が伴わない事によって試験を落ち続けるかのどっちかだな。
なぜならお父さんがそうだったから」
太郎『なんだよ、父さんカンニングしてたのかよ!情けねーな。じゃあ好きな友達だったらどうすんの?』
私 「カンニングして答えを書いたところで、後で苦労する事を教えてあげなよ。それでも見てくるようなら見せてやれば?多分見ないと思うけれどね」
太郎『分かった、そうするよ』
こんな出来事があったのでした。