漢字5文字正解でメダルを1枚なので、太郎はみるみるうちに漢字を覚えていきます。 確か4年生の段階で小学生で習う漢字は網羅したと覚えております。
妖怪ウォッチ全盛期にはメダルの入手も困難な状況だったけれど、 ブームも若干落ち着いて来ていたのでヤフーオークションでせっせと購入しておきました。 しかし妖怪メダルよりもマリオカートの方が魅了的なのか、 この時期には漢字も進めずに暗算の練習を続けておりました。
そして最初の試験がやってきました。 太郎のソロバン塾では先生にお墨付きを貰わなければ試験を受けられません。 珠算は4級程度だったので2ヶ月に一度ぐらいの試験でしたが、 今回は先生に直訴して暗算のみを受験することにしました。 詳しい事情を知らない先生は
『太郎君だったら暗算よりも珠算も昇級できるから受けなさいよ』
と、おっしゃってくれましたが、 なにがなんでも暗算を昇級したいとの申し入れを承諾下さって暗算のみを受験しました。