仮想通貨で中学受験

50過ぎ❨中卒❩トラック運転手が一人息子の私立中学に向けた学費を仮想通貨で捻出を試みるブログです。

中学受験 エピローグ19

それは試験が終わった生徒を待つ塾の営業マンの姿です。 
首都圏模試の時には出待ちしている塾関係者は見たことがありませんでした。
しかし四谷大塚の合不合の会場では必ず、しかも何名も出待ちしているのです。
自社のパンフレットが入った袋を試験を終えた子供や親に手渡しているのです。

 

初めて合不合を受けた時にもらった紙袋は合計で五社分もありました。
合不合を受けにくる生徒相手に中学受験塾の営業を仕掛けたところで見込みは低そうですよね。
じゃあ何の営業かと言えば

 

「既存の塾について行けない子供に向けた補習専門塾」

 

「プロ家庭教師を斡旋する会社」

 

「入試問題を予想して販売している塾」

 

大きく別けてこの三社なのです。
中でも最後の「入試問題を予想して販売している塾」が問題なのではないかと思うのです。

 

普通に考えれば幾ばくかのお金を払えば志望校の入試問題を予想してくれるわけですよね。
しかも、数十年間ものデータを蓄積しているし実績も十分ある。
有名校の何年度では類似どころかズバリ的中!などの魅力的な文言も載っている。
値段的にも一校四科目全部買っても一万円足らず。
今まで塾に費やした金額に比べれば鼻くそみたいな金額。
これであの学校に合格できれば安い物だ。


親にしてみれば藁にもすがる思いで手を出したくなりますよね。

これが何故ダメなのか?

中学受験 エピローグ18

小学生の時は無双状態で勉強ができる子供だった。


自分の回りにはバカばっか。


中学受験に向けて一生懸命頑張ってやっと勝ち取った合格。


でも夢に描いていた学生生活と、現実のギャップはあまりにも違い過ぎる。


自分の回りは頭の良いやつだらけ。


授業を聞いていても何語で話しているのかさえ自分には解らない。


でも回りのやつらは皆、理解しているみたいだ。

 

なんでだろう?辛い、苦しい、学校が面白く無い

 

いや、人生自体がつまらない・・・

 

こんなはずじゃなかった、

 

深海魚

 

まさに今の自分だな。

 

 

自分の子供がこんな状態になったら辛いですよね。
でも1学年で三百人の生徒がいれば1番から300番までいるわけで、あの入試を合格点を取って入学しているわけですよね。

 

ここからは勝手な推測ですので何の確証も無いことをあらかじめお断りしておきます。

太郎は塾の指定模試が「首都圏模試」でした。
約一年間、回数にして四、五回受験して、六年生になってからは四谷大塚の合不合判定を受験しました。

二社の外部模試を受けて大きな違いが一点あったことがあります。

中学受験 エピローグ17

学校の説明会で先生が仰っていたことによると、
新学期が始まり授業について行けない子供たちが毎年必ずいるそうです。
そんな子供に向けて放課後に補習を行う学校は結構ありますが、太郎の通う学校では職員室の前の廊下に机があって、

成績の悪い子供はそこに座らせて色んな先生に変わる変わりに見てもらうそうです。
生徒の親にしてみれば有難いことなのですが、

そんなところで勉強させられる生徒本人にしてみれば屈辱以外のなにものでも無いですね。
だから子供たちはそれだけは避けようと一生懸命落ちこぼれないように頑張るらしいのです。

面白い取り組みですね。

 

それでも落ちこぼれてしまう生徒が出てしまうのは何故なんでしょうね?

 

第一志望では無いかも知れないけれど、三年間近くもゲームやテレビも我慢して勉強を続け、合格を勝ち取って入学時したのに。
そんな思いは一学期もしないうちに消えてしまうのでしょうか?

 

他のブログなどて有名校に入ったものの、入学後の成績がふるわずに苦労されているブログなどを目にすると、何となく共通点があるような感じもします。
流石にここで持論を述べるつもりはありませんが自分の子供だけはそのようなケースは避けたいですね。

中学受験 エピローグ16

こちらの塾長さんは私よりも若い方ですが、塾業界に30年以上携わっている方で、子供の成績を上げるにはどうすればいいのかを日夜考えているような方でした。
この方のお話を伺うと
『なにがなんでもこの塾に通わせたい』衝動に駆られました。

そして1月校の受験結果がでました。
城北埼玉と栄東の合格を頂きました。
そもそも栄東は通う予定すら無いのでよいのですが、問題は城北埼玉です。
流石に私立中学に通わせて、中一から通塾するには経済的に無理です。
しかし城北埼玉は特待合格なので学費がそれほどわけかからないわけですね。

ならばあの塾に通えるかも知れない。

妻とも話し合い城北埼玉に通うようならばあの塾に通わせようとなりました。

しかし結果は既報のとおり、本命校の合格を勝ち取りました。
この学校は入学時の試験で特待生は出さない方針です。
在学中の学業が優秀な者に対しての特待生なので学年上位1%ぐらいの狭き門です。
まあ、現実的にみても無理でしょう。

よってあの塾に通うことも無理となりました。

後ろ髪を引かれる思いも多少ありますが、太郎の進学する学校は俗に言う、

『面倒見の良い学校』の部類に入るらしく、在校生の通塾率がかなり低いらしいのです。

 

 

 

中学受験 エピローグ15

しかし考えてみて下さい。
中学受験を経験した方々は概ね三年間ぐらい毎日勉強させていたわけですね。
大学受験は私自身経験が無いけれど、兄が大学を受験する時に見ていた記憶からすれば、
寝ている時間以外は殆ど勉強していました。
(但し大学に入ってからは勉強している姿は一度も見ませんでしたが)


街に繰り出して遊ぶことを否定するわけではありませんが、親の考え方ひとつで子供の将来が決まってくると思えばもっと真剣に向き合ってあげた方が良いのでは無いでしょうか。

具体的な例は申し上げられないのですが、ある塾では新中一年生に向けた授業で既に一学期分の単元が終了したそうです。
その塾は地元の公立トップ校への進学率が近隣の学習塾と比較して数倍も高い実績があるので、年度変わりなどは定員オーバーでキャンセル待ちでなければ入塾できないほどの人気です。

実は今だから話しますが、太郎の第一志望校がダメだった場合、地元の公立中学に通わせながら、こちらの塾へ入塾させる手筈を整えていたのです。
昨年の秋ぐらいに私だけが面談に出向き、私立中学を受験する旨と第一志望がダメだった場合は私立は行かせない事を伝えておりました。
その時に入塾の仮押さえをしてあったのです。