ライティングの仕事のメリットは自分の空いている時間で自分のペースで仕事ができるところでしょう。
でもデメリットもあります。それは全く知識が無いのに依頼が入れば履行しなければならないところです。
自分の得意な分野だと一万字でも難なくこなせるけれど、不得意や知識のない分野だと希望される文字数を達成させるのが一苦労なのです。
一番苦労したのが化粧品関係でした。定期的に依頼を頂くようになり、クライアントのリサイクルショップが使いかけの化粧品買取りを始めるにあたり、各メーカーの主要な化粧品別に買取りサイトのページを担当した時は本当に苦労しました。
どの化粧品も違いが分からず、同じような文面になるのを避けながら何種類もの化粧品の紹介を作成しました。あれは二度とやりたく無い仕事ですね。
それよりも重要なのが文字単価ですよね。クラウドワークスやランサーズなどの黎明期は仕事を依頼する側も受注する側もごく一部を除いて相場自体が分かっていなかったので、凄く破格な単価も見受けられました。
しかしちょっとした副業ブームで誰でも簡単にweb ライターを名乗る事によって需給のバランスが崩れてしまいました。
その結果、文字単価が0.1円などのタコ部屋級の依頼だらけになってしまいました。
本来ならこんなうまい棒レベルの仕事を受けるはずも無いのに、糞の情報商材を買わされて
『どんな安い単価でも腕試しのつもりでやりなさい、そうして実績を重ねれば必ず先方から依頼が舞い込んできます』
などと騙されて奴隷ライターを続けている人がいかに多い事でしょう。