太郎とのやりとりをしていると今度は妻の表情がみるみるうちに変わってきました。
そして二階に駆け上がって干してあった布団を取り込み始めました。
今日は天気も良かったので午前中にそれぞれの布団を干しておいたのです。
午前は穏やかな天気でしたが、午後から風が強くなり、布団がベランダから落下していました。
それをきっかけに妻の機嫌が一気に悪くなってしまったのです。
ただ怒って口を聞かない事は良くある事ですが、今日は怒りを露にしております。
妻曰く、朝から疲れていて家に帰って来たら強風の中布団が干しっぱなしになっている。
なんで布団が落っこちる前に取り込まないのか。
これ以上私の仕事を増やさないでくれ。
と言って険悪な状態になってしまいました。反論したところで火に油を注ぐような事になるだけなので、その日は何一つ会話も無く過ごしました。
その後、太郎は夫婦間の不穏な空気を察して午後八時には寝る準備をして自分の部屋に入り、
妻もさっさと寝室に行ってしまいました。
私は風呂掃除を終らせて洗濯機が止まるまでビールを飲みながら雑誌を読み、洗濯物を干してから就寝しました。
こんな時にふと感じる事があるのですが、そんなに怒ることなのかな?
と思ってしまいますね。