仮想通貨で中学受験

50過ぎ❨中卒❩トラック運転手が一人息子の私立中学に向けた学費を仮想通貨で捻出を試みるブログです。

Zaifの話  その26

私自身、車に対するこだわりが今も昔もそれほどありませんでした。
しかし私の回りには車好きが多く、その時に乗っていた車は私の兄が車を買い替えた直後でお下がりの車に乗っていました。
 私とは対照的で兄は車好きです。三年に一度まではいかないけれど、五年に一回の割合で買っていますね。

 当時は新車の購入時には乗っている車は下取りに出すぐらいしか選択肢がありませんでした。
今みたいに買い取り専門店なども無く『下取り込みの値引き』という、
大変不明瞭な商取引でした。
それゆえ下取り価格が安すぎると下取りには出さずに身内や知人に低価格で譲るケースが殆んどです。

 そのような形ばかりでの車購入でしたので、車なんぞ動けば良い程度の考えて方なのです。
(この考えは今でも変わりまっていません)

Zaifの話  その25

 深夜帯の責任者として売り上げ金の管理から夜間従事者の勤怠記録をパソコンに入力したり、最後の戸締まりと売り上げ金の夜間金庫の入金までやっていたので肩書きは『夜間店長』と呼ばれていました。

 その時にアルバイトとして働きに来た看護学校に通っていた女性がおりました。かなり可愛い子で男子アルバイトにもかなりの人気者です。
私自身も気に入っていましたが、いかんせん年齢が違いすぎるので
後輩みたいな年下の男と、その可愛い子ちゃんの間を取り持ってやる事にしました。
 お互い気になっていたらしくめでたく恋愛関係に発展しました。
するとその後輩が

『田中さん、車買いませんか?』

と言ってきました。
聞けばその可愛い子ちゃんの実家は自営業で早稲田で印刷業を営んでいるらしく、結構なお金持ちらしいのです。
三年毎に新車を買い替えるらしく、それで一人娘の恋人に自分の乗っていた車を安く譲ってくれる話が持ち上がったのです。
でもその後輩はスカイラインを改造して乗っているので車の趣味が合いません。
そこで二人の恋のキューピッド役の私に話が回って来た訳です。

Zaifの話  その24

 もう少し時代をさかのぼるのですが、私が運送屋のアルバイトを始める前に、ある程度長く正社員で働いていた会社がありました。
その会社を訳あって退職し、しばらくの間短期のアルバイトをやって、一年に一回ほど海外旅行に行く生活をやっておりました。
所詮観光ビザしか持っていなので最長でも三ヶ月が限度ですがお金の関係上、長くても一ヶ月ぐらいの旅行でした。

旅と旅の合間にとあるファミレスで何度かバイトをしておりました。
出戻りなのに仕事は社員並みの時間を働くのでかなり待遇は良かったです。
昼間はパートのオバサンばかりなのでよほどの人手不足にならない限り深夜帯の時間で働いておりました。

深夜の時間帯なら社員もいないし、若いアルバイトだらけです。
そのうえ時給も昼間の1,5倍も貰えるのでフリーターにしてみればおいしい仕事でした。

Zaifの話  その23

 アルバイト先の運送屋には車好きな奴らが沢山います。
でも安月給でギャンブル好きなどの人が多く、大半は軽自動車か中古のコンパクトカーに乗っています。
それでも車は好きみたいで、

『田中さん、今度ディーラーに行った時のついでで構わないのでセルシオのカタログ貰ってきてくれます?』

などと言ってくる人が数名いたのです。カタログぐらい誰が行ったってくれるのに何で自分で行かないのかを聞くと、

『中古の軽自動車でディーラーに行くのが恥ずかしいし、セルシオのカタログをくれって言っても冷やかしだと思われるのが恥ずかしいから』

と言った理由みたいです。
相手だって客商売だから、どんな客が来ようがキッチリ対応してくれると思うのですが、
そこは社会の底辺層に位置しているトラック運転手ならではの気後れ根性なので仕方ない事かも知れません。

そんな訳でディーラーに行く度にセルシオやクラウンのカタログを貰っては会社の同僚にあげていました。

Zaifの話  その22

 光通信の株価が七、八万と言うことは資産額が七、八百万となります。
もうパソコンだの大型テレビなどケチな事は考えからさっぱり抜け落ちていました。

 この位の額ならば車や海外旅行などを検討をし始めました。
この当時、私が乗っていた車はクラウンのマジェスタという運送屋のアルバイトにしては身分不相応な高級車に乗っておりました。
そして二年に一度ほど海外旅行にも出掛けておりまして、どちらもそれほど強い願望はありませんでした。
(今となったらこの願望が無かった事で生きき永らえたのかも知れません)

 ここら辺の価格帯の物に対する欲求が少なかったので衝動的に何かを買おうとは思いませんでしたが、セルシオを見にトヨタショールームまで行って試乗こそしませんでしたが見積りは出してもらいました。

 もっとも、乗っている車がトヨタだし、車検も点検もディーラー任せなので何の気後れも無く見積りをもらった記憶が残っています。