どうやら中学受験の世界では小学3年生の2月からスタートするらしい。そんな基本的な事も知らずに入塾することになった太郎。
彼はそこら辺にいるごく平均的な小学生で、これまでの日々の勉強と言えば、学校からの宿題と読書マラソンと言う小学校生徒全員でやっている読書が週に2、3冊程度。
好きな事は小学1年生から観続けているテレビアニメの「妖怪ウォッチ」やテレビゲームの「マリオカート」などのゲーム好きな男の子。習い事は私の独断で3歳から始めたスイミングと、妻の勧めで始めた習字とそろばん。
頭が昭和のままなのか、
『読み 書き そろばん』
だけはやらせたかったので、何も疑わずに通わせていたのだが、会社で子供の習い事が話題に出た時に二十代の若い男に
「今時そろばんやっているんスカ?マジ受ける!」
と言われたほど今はそろばんの人気がない事を知った。まあ、学習塾が始まるとどれかは辞めなきゃならないだろうな。