仮想通貨で中学受験

50過ぎ❨中卒❩トラック運転手が一人息子の私立中学に向けた学費を仮想通貨で捻出を試みるブログです。

Zaifの話  その31

しかし物事は、そう上手くいくわけありません。
つい先日まで何千円かを行ったり来たりしていた株価が25万円なんて、常識から考えても説明が付きませんよね。

株価の水準を見る指数はいくつかありますが、代表的なものにPERというものがあります。
これは会社の株価が割安かどうかを判断するものに使われます。
PERは、時価総額÷純利益で求めることができ、
現在の株価が1株当たりにつき、純利益の何倍まで買われているかを示すものです。
PERが10倍ならば、純利益の10倍まで買われていることになり、単純に計算すると
『投資した資金の回収までに10年かかる』
という見方にもなる指数です。

時代はまさにIT バブルの絶頂期です。PERが200倍300倍の銘柄もざらにありました。
でも冷静に考えればPERが100倍を越えたら自分の生きている間には資金回収できない訳ですね。
でもバブルの渦中にいるとそんな事誰も考えずに株は買われ続けて株価は上がるわけなんです。

 

Zaifの話  その30

 相変わらず前場ストップ高に張り付いて、そのまま引けまで取り引きがなされない状態が続きます。
10万円台でも値幅が三万円ならば4日後には20万円台になります。

 現実に連日のストップ高を繰り返し、とうとう光通信の株は東証の持っていた連日ストップ高の記録を塗り替えました。
株のホルダーや会社関係者はまさにこの世の春です。
20万円台になると値幅も変わって一日に五万円動きます。
そしてついに20万円からストップ高を演じ25万円の株価を付けました。

 私の買値が5千円なので実に50倍になった訳です。
次なる目標は『目指せ五千万円』でした。

Zaifの話  その29

10万円をオーバーすると値幅が三万になります。
何度も言いますが一日に三万動くということは100株持っているだけで300万円動くという事です。
株の上昇傾向時によくみられる光景なのですが、前場の早い段階で薄商いのままストップで張り付く形で引けまで取り引きが行われないのです。
 ですので取り引き数自体が非常に少ないのが特徴なのです。
俗に言えば『真空状態』というみたいです。

しかし三万円動けば国産乗用車一台分が損益額になるので全くもって非日常の世界です。
もうここら辺の心理状態は
『このままひたすら上がり続けると億の単位まで行くんじゃないか?』と欲の皮を突っ張らせておりました。
 まだ宝くじの年末ジャンボでも1等賞と前後賞合わせて1等6000万円の時代です。
一瞬にして大金持ちになった気がして来ました。

Zaifの話  その28

 昔ばなしの中に別の話が出てしまい、何だか解りにくい事になったので話を戻します。

光通信の株価はとうとう十万円台に到達しました。しつこいようですが、株価とは一株の価格で表記されています。
しかし最低単元が百株とか千株とかまちまちで、光通信は百株単位です。ですので10万円X100株なので一千万円です。
歓喜に満ち溢れるなどの生やさしい表現では物足りないほど興奮しました。

 一千万円なら中古のマンションぐらいなら買える物件もありそうですし、場合によっては中古の一戸建ても買えるかもしれません。
つい数週間前には五十万円だった物が今は一千万円。
想像が付きませんよね。

Zaifの話  その27

そして後輩と早稲田近くにある彼女の家まで出向き、車を見せてもらいました。
今まで乗っていたのがマツダの1300CC に比べると倍以上の排気量です。一瞬見ただけで大きくて誇らしげに見えましたね。
彼女のおとうさんは車好きらしく手入れも行き届いてキズ一つ無くピカピカでした。

事前におおよその金額は伺っていたので後は価格交渉だけです。
前方の希望は200万円でしたが、もう少しマケて下さいと申し出ると180万円まで値引きしてくれたので即決しました。

 その日は後輩と彼女と私の3人で食事をして家に戻り、後日代金を持参して車を引き取りました。
こんな経緯でいきなり高級車に乗る事になったのです。


 その後この後輩とその彼女は結婚して、男の実家がある宮城県に新居を構え幸せに暮らしていたはずなのに、数年後に離婚の知らせを受けたのでその話は別の機会があればこちらにも触れたいと思います。