そしてついに株価が20万円台を越えたとたんに値幅制限ぎりぎりの24万1千円を付けました。
その時の私はすでに億万長者にでもなった気分です。
この時は毎週末、温泉旅行に出掛けており、群馬の温泉宿で呑気に
『次の目標は50万円だな!』
などと考えておりました。
しかし光通信の株価はこの24万1千円をピークに下落を始めました。
それもそのはず、株券というのは元々の額面は50円なのです。
ですので20万の時点で四千倍の値を付けた訳なのです。
前回話したPERの点でも市場の評価でも、「いくらなんでも高すぎる」と判断された訳です。
こうなると資金と度胸のある人達に信用売りを浴びせられるようになる運命が待っているのです。