その後セコニックは上昇して、15万円の利益を運んでくれました。
元金と売却益を合わせて今度は伊勢科学と言う、
これまたギャンぶる大帝の袋とじ推奨銘柄を注文しました。
前にも記したギャンブル雑誌の名前は確か『ギャンぶる大帝』と言い、
競馬、競艇、競輪や宝くじの情報誌で、袋とじに推奨馬券や船券などが書かれていました。
その中に推奨株もあり、セコニックと言う東証二部の会社もそこに掲載されておりました。
読者層がギャンブル好きの金無し相手なので、その手の雑誌を購読している人間で株式投資をしている人間は少なかつたと思います。
そして今回もギャンぶる大帝推奨銘柄で東証二部の会社に投資しました。
まだインサイダーなどの言葉すら無かった時代の事だったので雑誌の発売前から株情報を知った印刷所や流通関連の人間が先回りして購入しているような、明らかにおかしな値上がりをしていました。
しかしそこからエントリーしても充分利益が取れたので
『株って簡単じゃない?』と浮かれていました。